lanケーブルの規格

lanケーブルはどれでも性能は同じか似たようなものと思って、見た目で選んだり、値段で選んだりしてはいないでしょうか。例えば長さについては、1mで良いのか5mなのか、あるいは10m以上必要なのかは間違いなく事前に利用環境をチェックしてから買い物に訪れるはずです。ですが、ケーブルには規格があることもしっかりと知っておかないと、自分が必要とする性能を発揮してくれないことがあるのです。lanケーブルの規格にも複数の要素がありますが、分かりやすいものはカテゴリと呼ばれるもので、これは基本的に数字で表されます。

数字が大きいものほど高速での通信が可能です。最近ではカテゴリ8と呼ばれる規格のlanケーブルもありますが、これはデータセンターなど通信そのものを事業として行っているような専門的な会社向けのもので、少なくとも現時点で個人レベルには明らかなオーバースペックです。誰が考えても分かるように、ケーブルだけ高規格でも、それ以外の機器が通常の製品では、特にそこで決められた以上の通信速度が出せるわけではありません。将来のことを予め見越して良いものを買っておく方法は全く否定されるものではありませんが、様々なところで技術が進歩しているITの世界では、常に現在の延長線上で技術革新が行われるとも限らないでしょう。

良いものを買っておいたつもりが、時が経過すると全く別の技術が応用されるようになって使い物にならなくなる可能性も捨てきれません。

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