lanケーブルのハンス

lanケーブルの一部には、ハンスと呼ばれる仕様が追加されているものがあります。ハンスとは一体どういうものを指すのでしょうか。これは、英語のenhancedの略であり、強化されたとか増強されたという意味になります。つまり、lanケーブルでこの仕様が追加されているものは、元となる規格に比べて強化されたり増強されたりしているという意味です。

何が強化されているのかと言えば、まさかケーブルの引っ張り強度とか、踏みつけに対する耐性などであるはずがないでしょう。何のためのlanケーブルなのか、わざわざ強調したいほどに強化されていることを示したい規格とは何かと考えれば、それは当然通信速度となります。ハンスは元々enhancedの略語なのですから、hではなく英語の頭文字を取ってeと表されます。この記号が付いていれば、付いていないものに比べて通信速度がアップしているということですから、理解しておきましょう。

例えばケーブルのカテゴリとして5、5e、6とあった場合、カテゴリの大きいほうが通信速度が速くなっているのですが、5eのカテゴリは5と6のいわば中間的な性能を持っていることになるわけです。カテゴリ6ほどの速さは不要だけれども、5ではちょっと不十分かもしれないといった場合には、5eの仕様を持つ製品を選ぶのが良いやり方になります。もちろん通信速度だけではなく価格についてもこの順番になっていることではあるでしょう。

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